学問・資格

猛暑お見舞い申し上げます

こんにちは、みなさん。

毎日、本当に暑いですね。お元気でお過ごしですか?私は…はっきり言って「バテテ」ます。(泣)日頃の行いが悪いせいか、携帯は壊れる、パソコンは壊れる、駐車場で車はぶつける、バッテリーは上がる…たたり?

我が家には荷物が多すぎるせいか、エアコンをつけても、冷気は私の座っている場所にやってこない、えーん。冬は一切暖房を付けなくても済むのは良いのですが、この猛暑ではなす術がありませーん。

あ、の、熊谷のお隣、深谷の同居人の実家にいっても、まだ我が家より涼しかったというこの事実…悲しいです。熊谷の人がラジオで「鴉が電線から落ちてきて、そのままばったり倒れたままだったので、恐る恐る近付いたら、ムックリ起き上がってヨロヨロ道路を歩いていった」と言ってました。想像すると、鴉には気の毒ですが、笑えます。

☆.。.:*・゜お知らせその1

悲しいお知らせですが…花組公演の団体券、取れませんでした。劇場はチケット渡さないつもりらしいです。普段の何でもない昼公演いくつも希望出したのに。ひどい~。

☆.。.:*・゜お知らせその

皆さんにお願いしている「発表」ですが、9月5日のエリザベートの会ではできれば5章くらいまで、出来ればいいな、と思っています。担当の方々、ご準備をお願いしますね。

発表の仕方など、なにか不安がありましたらいつでもご相談下さいませ!

10章を担当していただける方を募集中です。手を挙げてくださる方、ご連絡下さい。

●シシィの宝塚コラム

①雪組『エリザベート』千秋楽

8月12日、無事千秋楽を迎えました。千秋楽恒例のお遊び。今回はなかなか「お遊び場面」が作れないのでちょびっとだけ。

・ルッキーニは2幕の最初「沢山美女の写真撮っちゃいましたぁ」といいながらジャケットの裏側を見せると、そこには写真が一杯。何だか重そうでした。

・ゾフィーさんがラウシャー大司教に「(マダム・ヴォルフの宅配を)とったことあるのね」と詰め寄る場面、ラウシャー殿は「いえ、グリュンネが」と隣に罪をなすりつけると「いえ、ヒューブナーが」「ケンペンが…」「シュヴァルツェルンベルクがっ」「ラウシャーが…」とグルグルグルグル、罪のなすりつけ合いで3回転ぐらいしていました。

・大劇の楽では、いつもゾフィーさんはお亡くなりになるとき、手下の黒天子2名のお迎えと寂しいのですが、この日はなんと「トート閣下」がお迎えに来たっ!美しい同期愛。(ゾフィーの未来優希さんとトートの水夏希さんは同期です)でも、東宝ではありませんでした、残念。

②世界陸上大阪大会は8月25日に開幕しますが、この開会式、春野寿美礼さんが国歌斉唱を、その後水夏希さんを先頭に雪組男役5名がAqua5というユニットで歌い踊ります。お楽しみに~。水君は、千秋楽のご挨拶で「次に出場しますのが…」といっていました。多分、出演といいたかったのだと思いますが、まさか何かの競技に出るつもりなんじゃぁ…。

③そのあと、雪組はフランツ・ヨーゼフを演じていた彩吹真央さんを主演に、凰稀かなめ、緒月遠麻、大月さゆなどの出演で『シルバー・ローズ・クロニカル』を日本青年館で上演いたします。期間は、10月23日~29日です。見てあげてくださーい。チケットご希望の方は私まで…ヨロピクです。

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6回目:6/20のご報告

エリザベートの『心理学』のお部屋へようこそおいで下さいました。

こちらは,一般の方達(身体や心の治療家,社会人,お母さんたちなど)向けに行っているセミナーの内容をご案内したり,予告をしたり,私のつぶやきを書き込んでいくコーナーです。

そして,心理学,パーソナリティ,精神保健などに興味があるゲストに覗いていっていただければ…と思いますm(__)m

みなさん,こんにちは。

 昨日,私は『伊東四朗 生誕?!70周年記念 社長放浪記』の初日を観劇してきました。三谷幸喜脚本,脇を支えるのは,三宅裕司,佐藤B作,中村メイ子,山口良一,東貴博(故東八郎さんの息子)など。小劇場系,お笑い系演劇ファンとすれば,もう生まれて初めてデパートの食堂でお子様ランチを食べたような(例えが古いかな?),そんな喜びです。それぞれ,ご自分が座長をはっていらっしゃる面々が一つの舞台に立って,三谷さんが伊東さんのために脚本を書くってーんですから,たまりません!(急に伊東さんばりに江戸っ子になってみる)S.E.T.も東京ヴォードヴィルショーも結構観に行っていますが,この豪華キャストは嬉しい。三宅さんも佐藤さんも,テレビで観るより,舞台で見た方がずーっと面白いと思いますよ。

 「しゃべれども,しゃべれども」という映画は落語の世界を描いたものですが,この中でも伊東さんは見事に落語家を演じています。愚直なまでの生真面目さが何とも言えず面白いのですね,伊東さんは。「ベンジャミン伊東」って覚えていらっしゃる方,いらっしゃいますか?『電線音頭♪』を歌ってました。私は親に隠れて,こっそり毎週楽しみにしてました。(世間ではPTAがワースト番組に認定していたので)なんか不条理で,ペーソスを感じさせる笑いで,ひたすら一所懸命の伊東さんと小松政夫さんのコンビを楽しんでいました。

 『社長放浪記』は森繁さんの「社長漫遊記」をパロってるのだと思いますが,往年の「てんぷくトリオ」をホーフツとさせる人情喜劇と,それぞれの出演者に当て書きした濃ーいキャラクター設定と,複線だらけの筋書きで笑わせてくれました。いつもの三谷さんの脚本とはちょっと違う?やはり,伊東さんとメイ子さんのベテランぶりはすごかったです。初日とあって,ちゃんと?伊東さんの出忘れなんかもありまして,いやいや,お腹がよじれたの何のって。

 喜劇人…というつながりで思い出すこと,植木等さんが亡くなられて,すごーく残念でした。全然「無責任」じゃない素顔が垣間見られるところが魅力的でした。私は植木さんがお父さんの足跡をつづった本も読んだのですが,その文章もお父さんへの尊敬と客観的な目とが相俟って,大変魅力的なルポルタージュになっていました。父親に対してこんな文章が書ける息子は素晴らしいと思いましたね。我が家の同居人にはできないことでしょう。植木さんはSが基本だったと思うのですが,生真面さや人間への温かさなど,ご両親との交流の中で育まれた部分も多かったのではないでしょうか。diffの高い人だったと思います。

 植木さんが亡くなられてから,その人自身のパーソナリテに興味を持つのは,あと,伊東四朗さんとか,谷啓さんとか…その人自身が発する人間的魅力を備えた喜劇人が少なくなっていきそうで残念です。

 三谷さんの脚本も楽しいですが,自分自身を語るエッセイも抜群に面白いです。小林聡美ちゃんと結婚したときはビックリしました。聡美ちゃんが好きで,彼女が出るドラマや映画は必ず観ていましたし,「やっぱり猫が好き」も幻の第1回を覗いては,欠かさず観ていました。私の好きな2人が結婚するというので,私が結びつけたわけでもないのに大喜び。皆さんもちょっとホッコリして笑いたいときは,三谷さんと,小林聡美さんのエッセイをどうぞ!三谷さんのお芝居のチケットを手に入れるのはものすごーく大変なので。

 さて,本題ですね。

 6/20は「自己愛性パーソナリティ障害」のケースと,「反社会性パーソナリティ障害」についてお話ししました。

 自己愛性パーソナリティ障害のケースでは,過剰な自己愛ゆえにその自尊心の裏付けとなる能力や地位がなければ,周囲との軋轢を起こしがちになります。うつ状態を呈したり,身体化して医療機関にかかることもあり,いわゆる「引きこもり」になることもあります。医療機関の中で,権威のヒエラルキーにすがろうとする傾向も強いという事例をお話ししました。それから,引きこもりが長引き,親にかしずくように要求し,家の中でだけ『暴君』となって,家庭内暴力に発展してしまったケースなどもお話ししました。「引きこもり」と呼ばれる一群には,こうした自己愛の問題が隠れて存在していることがままあると思います。

 『風と共に去りぬ』のヒロイン,スカーレット・オハラは,自己愛性パーソナリティの見事な描写だと言われています。自分が中心の世界観,自由奔放で,気位が高く,称賛を受けることが当たり前という態度,他人の心を分かっていながら自分のために利用することに良心の痛みを感じない。潔いまでの徹底ぶりです。私達も「あんな風に自分の思うがままに生きられたらいいな」と思うからこそ,今もスカーレットはあこがれの対象になっているのでしょう。

 「反社会性パーソナリティ障害」はちょっと社会的な価値観が先走っていて,司法の場では便利かも知れませんが,臨床場面ではあまり意味はないと思います。反社会的な行動の背後には,何かしら本人の性格傾向,環境,社会情勢など,様々な要因が絡んでいるはずで,「反社会的な行動を繰り返す行う」という「障害」を認定しても,臨床的には意味はないんじゃないでしょうか。

 7/4(水)のエリザベートの会は「演技性パーソナリティ障害」についてお話しします。「境界性」を中心として,「自己愛性」「演技性」とスペクトラムとして連続して,あるいは重複して現れることも多いです。

○シシィの宝塚コラム○

 最近巷では「ビリー’S  ブートキャンプ」が話題ですね。自分の肉体を鍛えるという指向が全くない私は,ただ感心して眺めるばかりですが,宝塚の生徒さんたちの間ではずいぶん話題みたいです。花組の若手は宝塚の「バウ」という小劇場であの森鴎外の「舞姫」を上演していたのですが,いつもと違って,ダンスがない!運動不足だ!それでは,warming upにみんなで一緒にロビーで「ビリー’S  ブートキャンプ」だ!と出演者一同で励んでいたそうです。観に行った友だちは,そういえば,開場した途端ロビーが異様に暑かった(^_^;)と言っていました。きっと大層汗をかくんでしょうね。でも,そのトレーニングやった後にまだ2回公演をしようと思う人たちって…。何でも楽しんでしまうのが,宝塚の生徒です…。

 雪組は,ただ今『エリザベート』東京公演に向けお稽古中です。

☆フランツ・ヨーゼフさん(彩吹真央)の素のつぶやき

 「ヘレネが妻だったら,こんなじゃなくて幸せだったろうなぁ…」やっぱり…?

☆第2幕「最終答弁」の場面

 霊魂,黒天子,彫像とほとんどの生徒が暗転の間にスタンバイしなくちゃいけません。そういうとき,宝塚では?…敵も味方もなく,上級生も下級生もなく,みんな仲良く手をつないで真っ暗闇をとっとこ移動してくる。お楽しみにね!

☆最近の春野寿美礼さんの発言

アサコ(瀬奈じゅん)とチカ(水夏希)の違い?

 自分の舞台を見に来たアサコは好奇心丸出しでお化粧中の横にピッタリ張り付いて,「どうやって描くのかなぁ?」「何番使ってるの?」とそりゃスゴイ(笑)チカは「何番を使っていらっしゃるのでしょうか?」「そうですね!はいっ!はいっ!」ってスゴク敬語(笑)

6月9日の観劇会はおかげさまでチケットは完売となりました。当日,ランチをご一緒できそうな方はご連絡ください。

花組東京公演の団体券,大体何枚エリザベートの会でさばけるか確認したいと思います。できれば,エリザベートの会周辺でなるべく多くの方に参加していただきたいと思いますので,お友達,ご家族お誘い合わせの上,人数をお知らせ下さい。

じっとりシメっぽくて過ごしにくい毎日ですが,皆さんお身体に気をつけて,次回もお会いいたしましょう。ご感想,近況報告など,書き込みをお待ちしておりますです\(^^@)/

●今回の一句●

 切通し黄泉の国より落し文

「落し文」が季語です。甲虫が木の葉をくるくる丸めて,その中に卵を産み付けたものです。それがよく,枝の先や地面に落ちている様を「落と文」と表現したのですね。和歌などでは,恋文にかけて詠まれます。鎌倉にある7つの切通しはそれぞれこんもりと木が茂り,岩盤が迫って,中世の面影を残しています。独特の幽玄な風景ですよね。なので,「黄泉の国より」をつけてみました。皆さんは,だれから手紙を欲しいですか?私は,14年前に亡くなった祖父からの手紙を受け取りたいです。初孫で,沢山可愛がって貰ったのに,結婚式を見せてあげることができませんでした。私は6月9日梅雨のまっただ中,鎌倉の建長寺で仏式の結婚式を挙げたのですが,一人真っ暗闇のお堂の控え室で式を待っている間,祖父のことばかり考えていました。(ごめんね,パパ(笑))でも,いざ式になったら何しろ観光名所のお寺の本堂なもので,観光客の皆さんが鈴なりになってしまい,それを感じた途端新郎はガタガタ隣で震え出すし,周りはお坊さんだらけで誰一人女性のお手伝いはいないし(禅寺だから当たり前だが),若いお坊さんが杯にお酒をついでくれるし,親戚一同,大まじめで般若心経を唱えているし…で,客観的に見てとてもおかしくて,私は一人で肩を震わせて笑い続けておりました。白頭巾で顔が見えなくて良かった!

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5回目!6/6の報告です。

エリザベートの『心理学』のお部屋へようこそおいで下さいました。

こちらは,一般の方達(身体や心の治療家,社会人,お母さんたちなど)向けに行っているセミナーの内容をご案内したり,予告をしたり,私のつぶやきを書き込んでいくコーナーです。

そして,心理学,パーソナリティ,精神保健などに興味があるゲストに覗いていっていただければ…と思いますm(__)m

みなさん,こんにちは。

まず最初に悲しいお知らせから(T.T)

春野寿美礼さんが退団発表しました!トップになれば,いつかは退団するのが宝塚の習いとはいえ,オサさんの舞台が観られなくなってしまうのは悲しいですね…。

サヨナラ公演は,東京で11/16~12/24『アデュー・マルセイユ~マルセイユから愛をこめて~/ラブ・シンフォニー』です。ご希望の方が集まれば,また団体券での観劇会を開催したいと思います。皆様のご希望をお聞かせ下さいませ。

●シシィの宝塚コラム●

今月始めに雪組『エリザベート』を宝塚大劇場で観劇してきました。

初日の頃に比べて,段々舞台が深まってきた気がしました。

今回は,宝塚周辺を皆さんにご紹介しましょう。

Photo

宝塚への入口『花の道』です。元々はすぐ隣を流れている武庫川の堤だったそうです。

今は「宝塚大劇場」へと誘う夢のプロムナード?となっております。桜を始め沢山の花が整備され,文字通り「花の道」です。今ちょうど新緑の季節。木陰が心地よいです。「花の道」っていう名前がもう宝塚らしいでしょ!生徒さんの楽屋の入り出,お稽古待ちなど沢山のファンが朝から夜遅くまでここを行き来しています。それと同時に,住民の皆さんのお散歩道でもあります。生徒さんを待っていると,よくワンコのお散歩に出会います。ワンコ見物も楽しいですよ。

 生徒さんを先頭に,その横にはfan clubの代表さん,後ろにファンが2列になって早足でついて歩き,楽屋口では後ろで写真を撮る人の邪魔にならないようサァーっと列を組んで座り,一斉に「いってらっしゃーい!」というかけ声をかけます。会服を着ているのは,公演中の生徒さんの会。着ていないのは,お稽古中の生徒さんの会。何しろ,東京公演,全国ツァー,お休み以外の生徒さんがここに集結するわけですから,観ていると「生徒さんラッシュ」です。

 その時に,生徒さんがバッティングしたらどうなるか…基本的に,香盤順(学年×成績)で上の人に優先権があります。生徒もファンも,上の方達がいらしたら,遠慮してストップするか,とにかく早く先に入ってしまうか,一瞬の判断です。走ったり,止まったり,周囲の注意を怠らなかったり…入り出は生徒さんもファンもスリリングな事態の連続です。

 時には,スターさんに「どうぞお先に!」などと譲ってもらったりして,お互いに笑い声が起きたり,微笑ましい風景も見かけます。

Photo_1

いよいよ宝塚大劇場が見えてきました。東京のビルと違って,夢々しいでしょ?手前には小劇場であるバウホール,奥には楽屋口・お稽古場・宝塚音楽学校があります。

昔はこの左手に「宝塚ファミリーランド」という動物園と遊園地がありました。生徒さんたちは,音楽学校で授業が辛かったりすると,抜け出して遊園地に出かけていく強者もいました。ジェットコースターに乗ったら,音楽学校に向かって進んでいって,バッチリ窓から本科生と目と目が合ってしまって,後でお目玉をくらった…なんて面白い話しが沢山ありました。昔の音楽学校は,古い洋館風で,蔦の絡まる趣ある建物です。

音楽学校の予科生・本科生もこの道を行き来しています。真っ直ぐ背筋が伸びて,指先まできっちり神経が行き届いています。

朝早く,予科生たちはお掃除のために2列縦隊で登校していきます。その景色はなかなか壮観です。予科生にとって,この周辺を通るほとんどの人たちが「先輩」ですから,挨拶するのも大変です。何だか,ずっと「おはようございます!」「お疲れ様でした!」と大きな声を出しながら歩いているみたい(笑)。

Photo_2 花の道にはちょっと東京ではお目にかかれないようなフリフリの小物を扱うお店や飲食店などが並んでいます。これは生徒さんもよく利用する『パスタ』というお店のパスタです。関西の食べ物は,概して安くて美味しい!と思います。ここのお店も,東京の1.5倍の量は出てきます。サービスサラダも,絶対東京のお店の1.5倍ある!JRの宝塚駅近くにあるお好み焼きさんにも行きましたが,ここもいつ行っても涙が出るほど美味しい!生徒さんも見かけますが,そういうときは知らん顔しているのがファンのマナー。生徒さんだってこの周辺にみんな住んでいるんですもの。プライベートを邪魔しちゃいけません。話しかけたり,サインをねだるなんてもってのほか。そういう点では,宝塚ファンはお行儀がよろしいです。

Photo_3 ちょうど,燕が子育て真っ最中。花の道手前にショッピングセンターがあるのですが,そのお店の看板のひとつひとつに巣がありました。鴉も猫も入ってこないので,きっと燕の間では「ここがいいわよ!」と噂が飛んだのではないでしょうか?ほとんど,集合住宅状態。お店の人たちも,下を通る人に落とし物がかからないように覆いをしてくれています。燕が地面をのんびり歩いている姿,想像できます?街全体が,なんだかのーんびりしています。

雪組『エリザベート』観劇会の出欠を確認しています。

皆さん,ご連絡下さい。同伴者歓迎です。

さて,本題。

6/6の「エリザベートの会」のご報告です。

 この回は「自己愛性パーソナリティ」についてお話ししました。私の実体験からお話ししたためか,皆さんの発言が多かったので嬉しかったです。

 このタイプの人たちの特徴は,まず自分が特別な存在であるという誇大な感覚を持っていること。だから,他人からの称賛を求め,特別扱いされるのが当然と思っているし,自分の存在に相応しい成功を空想し,それが実現されるはずだと思っています。そして,権威が大好きで,自分がそれを獲得したいと思うし,それに近付こうとします。周囲の人たちにとってその自信の根拠がどこにあるのか,首をひねりたくなることがままあります。初めは「すごいひとなんだ!」と魅力的に映るのですが,親密になるにつれ,段々と「何だかおかしい…」「なぜこの人はこんなに自分を偉いと思えるのだろう?」「自分の自慢ばかりしたがるのだろう?」「人のことは散々非難するのに,自分のことは反省しないの?」と頭の中に????が浮かんできます。

 身体的な病気になったり,失敗の体験に直面化すると,たちまち大きな自己愛の傷つきになってしまって,一過性の精神病様状態を示すこともあるし,社会から引きこもったりします。その誇大感から周囲との軋轢が生じやすく,うつ状態を有することもあります。

 臨床の場にあらわれるときは,自己愛性パーソナリティ障害の状態と言うより,この抑うつ状態を呈しているときが多いです。

 身体的なことで治療場面にやってきたとすると,パーフェクトな自分が損なわれていることで不機嫌だし,治療者にその怒りをぶつけることも多いです。治療の場で,自分を特別扱いすることを要求することが多いし,下っ端のスタッフを馬鹿にするけど「長」の付く人とはお友達感覚で接します。

 このタイプの人たちが誇大な感覚を持っている間は,対等な関係でいようとすると,辛い目に遭います。自分が相手より優位であることを確認しないと気が済まないので,止め処ない権力ゲームに巻き込まれてしまうからです。もし,近くにいる道を選んだなら,この人たちに決定的に欠けている現実処理を行うマネージャー役に徹するか,称賛者で居続けるかのどちらかでいることが賢明です。

 しかし,多くの芸術家・創造者にとってこの「自分が絶対」という感覚は必要不可欠です。これがなければクリエイティブな部分での成功はあり得ないでしょう。その結晶である創造物(小説・音楽・芸術などなど)は決して否定されるものではありません。それは,私達の財産でもあります。その財産は,その自己愛パーソナリティの周辺の人たちの努力によっても支えられているわけです。

 今回は,実体験での説明で終わってしまったので,次回は様々なケースをお話しして,再びこのタイプの人たちの特徴,成り立ちを確認していきましょう。

次回のエリザベートの会は6/20(水)市民総合図書館会議室です。

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湘南台の近くでは,身体や心の治療家で,「心理学」をちゃんと学んでみたいという方々向けのセミナーの講師を務めています。

辻堂駅近くの健療施術院というところです。

今,身体の不調を感じていらっしゃる方,お近くでしたら是非行ってみてください。

スタッフの方は,みんな元気で気持ちがいい方達ばかりです。一生懸命私の講義を聴いて下さって,心の問題にも真剣に取り組んでいらっしゃいます。

このセミナーに興味のある方,私の詳しいプロフィールに興味を持たれた方は下記のURLをクリックしてみてくださいねd(^-^)ネ!

ここから,健療施術院のホームページも是非見てくださいね〜。プレママさんのブログも再開しましたよ!

http://www.etc-karada.com/kenryou/sinrigaku.html

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※お知らせ

健療施術院での次回セミナーは,月21日(木)2時からです。

テーマは「パーソナリティの能力的側面」

人間の知性は,どうやって生まれてきたのか?心理学的に人間の能力はどうやって評価するのか?「頭がいい」ってどういうこと?言葉と能力の関係は?人間的な能力の基礎は何か?などなど,お話しする予定です。

前回は「パーソナリティの環境的側面」についてお話ししました。

※なお,第期の講義については,DVDにまとめてくださって,販売中です。

興味のある方がいらっしゃいましたら,私か健療施術院の方にお問い合わせ下さい。

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3回目で~す♪(/゜)/ ̄ハィ♪

エリザベートの『心理学』のお部屋へようこそおいで下さいました。

こちらは,一般の方達(身体や心の治療家,社会人,お母さんたちなど)向けに行っているセミナーの内容をご案内したり,予告をしたり,私のつぶやきを書き込んでいくコーナーです。

そして,心理学,パーソナリティ,精神保健などに興味があるゲストに覗いていっていただければ…と思いますm(__)m

みなさーん,こ・ん・に・ち・は(*^。^*)

ムラから夜行バスで帰ってくると言う無謀なことをしちゃったシシィです。

さすがに,ちょっと今日は辛いし,眠いし…でも,お茶会がメチャクチャおかしくて,腹筋が疲れている割に,脳だけは興奮しています。K君,相変わらずおかしいです。黙っていればばれないのに,話し始めた途端,たちまち超天然ぼけです。

さて,無駄話はこれくらいにして…

5月16日「エリザベートの会」のご報告から。

今回は,「境界性パーソナリティ障害」について,概念的なこと,特徴などお話ししました。久々にフルメンバーで嬉しかったですねd(^-^)ネ!

☆境界性パーソナリティ障害

このタイプは「パーソナリティ障害」の概念の中核的なものです。この概念を中心にして,他のパーソナリティ障害が併存していることがままあります。

中心的な特徴は「不安定さ」と「極端なこと」です。

今のところ,理論的には,人生の早期に,「良いお母さん」と「悪いお母さん」を統合できず,自分の内界も,外界も極端に二分化してしまうのだ…という対象関係論からのアプローチが盛んです。

私達は,赤ちゃんだったころ泣けばすぐに「何か」が自分を気持ちよくしてくれると世界を知覚します。「良いお母さん」の始まりです。しかし,そのうちに,そのお母さんも絶対に自分の意のままになるわけではなく,自分にとって都合の悪いところも感じられるようになります。「悪いお母さん」です。母子の情緒的応答,再接近期の応対がうまくいけば,「悪いお母さん」も「良いお母さん」も結局は自分を愛してくれる一人のお母さんとして統合することが出来ます。

境界性パーソナリティ障害のひとたちは,この過程がうまくいかなかったのではないか,と考えられています。

ですから,自分と関わった人たちを「すごく良い人」と「すごく悪い人」と極端に分けてしまうのです。最初,自分と関わってくれた人には極端な「理想化」をして,親密な関係を求めます。しかし,残念ながら,他者というのはいつも自分のためにだけ存在してくれるわけではありません。たとえ今まで100回話しをきいてくれたとしても,たった1回「今日はごめんなさい,約束があるの」といった途端,たちまち「脱価値化」され「すごく悪い人」に転落してしまいます。この人たちにとって「中庸」であることはとても難しいようなのです。普通に共有されるコモン・センスの世界では,1回自分の都合で断ったからといって,そんなに怒られることはないだろう,相手は事情を察してくれるだろうと思いますが,そういう考え方はして貰えません。「なんてひどい人なんだ」と激しい攻撃に曝されてしまいます。

「不適切な怒り」もこのタイプの人たちの特徴です。

このタイプの人たちは,楽しむ能力が欠けているという指摘もあります。周囲から見れば,思いのままに生きているように見えても,いつも虚無感,何も楽しくないという感覚を味わっています。抑うつ感を訴えることが多いです。(抑うつ=うつ病というのは正しくありません。抑うつ感というのは,さまざまな疾患,障害,状態で現れます)

完全な自分を求めていて,それが少しでも欠けるとたちまちなんの価値もない自分にと自己評価も転落してしまいます。

自分のが生きている実感を得られず,そのために自己破壊的な行為(摂食障害,大量服薬,リストカット,性的関係への依存など)へと走ってしまうこともあります。だからといって,これらの行為を「死ぬ気なんか無いんだ」と放置しておくと,エスカレートしていって不幸な結果になることもあるので決めつけは厳禁です。

この人たちは,いつも不安定な世界の中で生きているのです。両極端な選択肢しかない世界で生きていくのは確かに「生きづらい」ことでしょう。

「見捨てられ不安」が強くて,相手に見捨てられないための努力を重ねます。しかし,その努力は余り適応的ではなく,むしろ相手を巻き込み,揺さぶり,破壊してしまうことが多いのです。今まで,なかなか安定した2者関係を味わったことがありません。だから,ますます優しくしてくれたり,同情してくれたり,話しを聞いてくれる人を呑み込もうとしてしまうのです。悲しい歴史を背負っています。

前回ちょっと触れた「エリザベート」について私が考えるところを書いてみます。

舞台の「エリザベート」は脚本家が明確に意図したのかどうか,それは分かりませんが,境界性パーソナリティ障害的な認知の世界を良く現していると思います。

ハンサムな皇帝フランツに見初められたことでエリザベートは彼を理想化します。でも,自分の意志が通らない状況を作り出す人たちは「下らない意地悪な人たち」と認知されます。ゾフィーさんは,確かに厳しい人ですが,皇妃になった以上,「国家と人民のために生きる」ことは当たり前の前提です。これが,エリザベートが入っていった世界のコモン・センスです。でも,エリザベートはそれに抗いました。自分の全面的な支持者とならなかったフランツは,たちまち「あなたは私を見殺しにするのね」「あなたは敵だわ」と,脱価値化されてしまいます。

やがて彼女は「完全な自分」を得るための熱狂的な努力を始めます。ダイエットなんていう概念が無かった時代に過酷な食事制限をし,当時としては珍しい器械体操をし「美しさ」を追求します(宮殿には今もエリザベートの体操の間が残っています)。今で言う摂食障害の範疇に入ると思われます。どんなに周囲がそれを誉めても,満足することはありませんでした。歯が黄ばみやすい体質だったらしく,それは生涯彼女のコンプレックスとなりました。残されている肖像画や写真で笑っているものは何一つ残されていません。髪の毛を手入れし,結い上げるためにお気に入りの美容師を雇い,1日の内に何時間も費やしました。それでも,自分を高く評価することが出来ず,黒い革の扇で顔を隠していることが多かったと言います。

一時は強大な勢力を誇ったハプスブルグの皇妃がほとんど公式行事に出ることもなく,ゾフィーから取り戻したはずの子どもたちを置いて,世界中を旅していたというのは,どう考えても「普通の」生き方ではありません。いくらフランツに愛されても,そこに安定した二者関係は築けなかったのでしょう。

エリザベートは実際に,乗馬をとても好んだようですが,それは「楽しむ」というより「スリルを味わう」ようなものだったといいます。ものすごいスピードで疾走し,落馬して失神したこともあったそうです。皇妃がそんな行動を取ること自体,自分の役割を放棄していたと言われても仕方なかったでしょう。

「義務を押しつけられたら出て行くわ」では,どんな世界でも通用しません。

トート(死)は,彼女につきまとっていた自己破壊衝動の象徴なのではないでしょうか。

彼女は周囲の人たちが思っていないほど「孤独」を感じ続けていました。

自分の家系から精神疾患を発症した人が多く出たことから,自分もそうなるのではないかという恐れを抱いていたのではないかと思われます。彼女はよく精神病院を訪問し,精神科医に説明を求めました。

皇太子ルドルフが自殺したとき,その嘆きは激しく,フランツは葬儀に出ることを止めました。それ以降,彼女はいつも黒い服ばかりを着るようになります。これもまた,よく考えると極端な反応です。

こんな風に思って舞台を見てみると新しい発見があるかも。

でも,こういう人たちは,私達にとってとてもドラマチックな生き様で感動を与えてくれます。

私達の誰もがどこかに,こういうボーダーライン的な心象があり,それに触れると感動するのだと思います。けっして,境界性パーソナリティは別世界の異常な人ではありません。「変わっていること」が価値を持つ現代において,その傾向はますます大きくなっていると言えます。

というわけで,来週は,色々な事例をあげて説明をしたいと思います。

次回の「エリザベートの会」は,

5月23日(水)藤沢市市民センターです。

いつもと場所が違うそうです。私が一番迷子になりそうですが,気をつけます。

それでは,皆さんの目で見た,感じたエリザベート像はどんなものだったか,書き込みをお願いします。

お待ちしていまーす。

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湘南台の近くでは,身体や心の治療家で,「心理学」をちゃんと学んでみたいという方々向けのセミナーの講師を務めています。

辻堂駅近くの健療施術院というところです。

今,身体の不調を感じていらっしゃる方,お近くでしたら是非行ってみてください。

スタッフの方は,みんな元気で気持ちがいい方達ばかりです。一生懸命私の講義を聴いて下さって,心の問題にも真剣に取り組んでいらっしゃいます。

このセミナーに興味のある方,私の詳しいプロフィールに興味を持たれた方は下記のURLをクリックしてみてくださいねd(^-^)ネ!

ここから,健療施術院のホームページも是非見てくださいね~。プレママさんのブログも再開しましたよ!

http://www.etc-karada.com/kenryou/sinrigaku.html

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※お知らせ

健療施術院での次回セミナーは,6月21日(木)2時からです。

テーマは「パーソナリティの能力的側面」

人間の知性は,どうやって生まれてきたのか?心理学的に人間の能力はどうやって評価するのか?「頭がいい」ってどういうこと?言葉と能力の関係は?人間的な能力の基礎は何か?などなど,お話しする予定です。

前回は,「パーソナリティの環境的側面」についてお話ししましたが,とっても懐かしいお顔が2人見られて,とても嬉しかったです\(^O^)/ありがとうございました!

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

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はじめまして(*^。^*)

こんにちは。

エリザベートの『心理学』のお部屋へようこそおいで下さいました。

こちらは,一般の方達(身体や心の治療家,社会人,お母さんたちなど)向けに行っているセミナーの内容をご案内したり,予告をしたり,私のつぶやきを書き込んでいくコーナーです。

そして,心理学,パーソナリティ,精神保健などに興味があるゲストに覗いていっていただければ…と思いますm(__)m

セミナーに参加してくださっている方達からの感想,質問,書き込み,大歓迎です。

みんなで参加して,楽しい広場にしましょう!

今私達は「エリザベートの会」という心理学のセミナーを行っています。

それでは,まず「エリザベート」の由来から…

今,女性メンバー中心に行っているこのセミナーは,元々湘南国際女子短期大学の生涯学習講座からスタートしました。

世の中では「心の闇」なる言葉が氾濫していますが,感情的になるのではなく,わからないことにしてしまうのでもなく,冷静な目で自分を,人間を眺めてみようではないですか,そのツールとして「心理学」を学んでみませんか?と言うのがその趣旨でした。

「心理学入門-初級編」「心理学入門-中級編」と,熱心なメンバーの皆さんに支えられ,おかげさまで盛況だったのですが(..;)

短大が無くなることで,なーんと生涯学習講座も中止に追い込まれそうに…

ところが,これからも,もっと心理学を勉強したいという有志の方々が立ち上がってくださり,自主開催講座として継続することが出来ました。

名称は「心理学入門上級編」としてスタート。

湘南台の藤沢市市民総合図書館の会議室を借りて,隔週水曜日,2時間のセミナーを開催しています。

その時,「せっかくだから,素敵な名前にしましょう」ということで,何がいいですが?と聞かれて私の頭に浮かんだのは…私が大好きなミュージカルの主人公『エリザベート』でした。『エリザベート』はハプスブルグ家の実在の皇妃です。

「エリザベート」(愛称シシィ)は,ハプスブルグ家が終焉を迎えようとした時代に「ヨーロッパ随一の美貌」と讃えられ,民衆からも熱狂的に支持されました。

心理学的,病跡学的に考えてもとても興味深い人物です。それについては,また折々触れていきたいと思います。

これまで,生涯講座の「初級編」「中級編」でどのような講義を行ったか,またご紹介します。お楽しみに~。「エリザの会」の特典?は,宝塚歌劇の団体観劇会,宝塚の裏話,芸能人のパーソナリティ談義などでしょうか(^_^;)

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湘南台の近くでは,身体や心の治療家で,「心理学」をちゃんと学んでみたいという方々向けのセミナーの講師を務めています。

辻堂駅近くの健療施術院というところです。

今,身体の不調を感じていらっしゃる方,お近くでしたら是非行ってみてください。

スタッフの方は,みんな元気で気持ちがいい方達ばかりです。一生懸命私の講義を聴いて下さって,心の問題にも真剣に取り組んでいらっしゃいます。

このセミナーに興味のある方,私の詳しいプロフィールに興味を持たれた方は下記のURLをクリックしてみてくださいねd(^-^)ネ!

ここから,健療施術院のホームページも是非見てくださいね~。

http://www.etc-karada.com/kenryou/sinrigaku.html

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今回はまず,4月25日(水)に行われた「エリザの会」のご報告から。

今,パーソナリティ障害という言葉がマスコミを賑わせています。

そういうレッテルを,「私達には理解できない行動をした人たち」に貼って,「私達とは違う世界の人なのだ」と安心するのではなく,社会背景から必然的に生まれてきたこと,私達の周り,そして私達自身の中にも,そういう傾向はあり得るのだ…と言うことを理解していただければと思っています。

それでこの回は,DSMの分類でクラスターAに分類される「妄想性パーソナリティ障害」「シゾイド(失調症質)パーソナリティ障害」について説明し,質疑議論など致しました。

そもそも「障害」という名称が適当なのかどうか,議論のあるところですが,あるパーソナリティの傾向がきわめて強く,本人や周囲が困ることがある…というように理解していただければよいでしょう。

☆妄想性パーソナリティ障害

人を心から信じられず,なかなか心を開いてはくれません。しかし,一旦親しくなると,相手が自分にとって「特別」な存在になり,単なる親切をもっと強い好意だと思いこんでしまいます。相手が自分を裏切らないかということが日々の関心事になってしまって,相手を監視したり,束縛しようとすることもあります。名誉を傷つけられたと感じると,激しい反応を示します。謝罪や賠償を求めますし,訴訟に発展してしまうことさえあります。人間関係は,どちらが上位か,優位かということで判断しがちです。

こういうパーソナリティの人は,古代から存在していたようです。暴君とか独裁者とか表現される人は,このパーソナリティ障害に当てはまると思われます。ローマ皇帝ネロ,フランス革命後の政治家ロベスピエール,スターリンやヒトラーなど…。

ワンマン経営者にもこの基準が当てはまることが多いようです。

このタイプの人を上司や指導者にすると,イエスマン以外は大変な目に遭うようです。部下がどれくらい忠誠を誓うか,自分の意向をくみ取って意見を言うかなど,毎回試される羽目に陥ってしまいます。そして,猜疑心の強い彼らは,「裏切った」と判断すると冷酷に切り捨てたり,粛正したり,処刑したりしてしまうのです。

☆シゾイド(失調症質)パーソナリティ障害

友人関係も,異性も,時には肉親でさえこの人たちには必要でないように見えます。孤独であることが一番心地よいのです。他人の感情にいっさい関心を示さず,無口で感情を表さず,なかなか親密な関係になることは難しいようです。内面世界はユニークであったりするのですが,それはなかなか見えてきません。本当は繊細で過敏なのですが,「感情」というもの自体がこの人たちにとっては耳元でデッカイ銅鑼を叩かれるようなもので,怯えてしまうのです。人間ですから,親愛欲求も,感情も無いはずはないのですが,怯えた不安から自分を守るためには無関心でいるしかないのです。

自分から,医療にかかわることはありません。「引きこもり」だと心配して,親御さんが無理矢理連れてくる…というパターンです。本人は今の状態を苦痛だとは思っていませんし,もっと自然の中で孤独と共に暮らしたいという願いさえ持っているようです。

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パーソナリティ障害についての参考文献・お奨め文献

『普通に生きられない人たち』 磯部 潮 著,河出書房新社

『人格障害の時代』 岡田 尊司  著,平凡社新書

※次回は,5月9日いつもの藤沢市市民総合図書館です。「スキゾタイパル(失調型)パーソナリティ障害」「ボーダーライン(境界性)パーソナリティ障害」についてお話しします。オーダーラインについての知識は良く理解していただきたいので,皆さんのご出席お待ちしております。

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※お知らせ

健療施術院での次回セミナーは,5月17日(木)です。

テーマは「パーソナリティの環境的側面」

家族関係の影響,「人間」になるってどういうことか?,母親・父親の機能,養育環境,きょうだい関係・出生順位による影響などお話しします。「エリザの会」では,詳しく触れられず,事例研究のみになってしまった部分ですので,興味のある方は是非いらしてくださいね!

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◎シシィの読書日記◎

今,寝る前に読んでいる本は

『ブッダは,なぜ子を捨てたのか』  山折 哲雄 著,集英社新書

です。シャカ(ブッダ)の生涯は実は余りよく知られていません。今私達が触れている仏教は,インドから中国に渡り,中国語に翻訳された経典に依っているからです。その過程で様々なことが付け加えられたり,変えられたりしているようです。例えば,ブッダは死後のこと,先祖崇拝のことなど何も語っていないし,「自分の遺骨のことにこだわるな」というようなことさえ言い残しているようです。ブッダは,結婚し,子どもが生まれた幸福の時代とも思われるときに,息子に「悪魔」を意味する名前をつけ,妻子を捨てて放浪の旅に出てしまうのです。なぜ,ブッダはそのようなことをしなければならなかったのか…山折先生の考察が展開します。原始仏教の世界を想像できる本です。

●本日の一句●

白昼夢花見のような顔をして

俳句の師匠より「既成の俳句の概念では全然なんのこっちゃかわからん」と言わしめた迷句でございます。失礼しました~(^_^)ノ

◆シシィの宝塚コラム◆

いよいよ!新生雪組,水夏希さんトップお披露目公演,『エリザベート~愛と死の輪舞』が5月4日に宝塚大劇場で初日を迎えます!!も・ち・ろ・ん,行って来まーす!(日帰りで悲しいが(・_・、))最初に日本で『エリザベート』が宝塚の雪組で上演されてから10年経ちました。今度はどんな『エリザベート』になるか,楽しみですね~。

東京では,花組が5月13日まで『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴/TAXEDO JAZZ』を上演中。どんどん,アドリブが増えてきて,楽しいで~す。

先日,岩瀬さんこと夏美ようさんは,ソファーを運ぶ書生たちに「何をグズグズしているんだ!腹でも減ってるのか!!」とおっしゃいました。

ショーの「仕立て屋の恋」の場面で,春野寿美礼さんが勧めてられているスーツは7万円らしいです。マイク入ってないんですが,春野寿美礼さん,電卓を見ながら,「ななまんえん~??!!!!」と叫んでいらっしゃいました。

※いかがでしたか?第1回目ののブログは?

 メンバーの皆さん,感想をお待ちしてまーす。

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