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2007年9月

9/19のまとめ

エリザベートの『心理学』のお部屋へようこそ。

こちらは,一般の方達(身体や心の治療家,社会人,お母さんたちなど)向けに行っているセミナーの内容をご案内したり,予告をしたり,私のつぶやきを書き込んでいくコーナーです。

そして,心理学,パーソナリティ,精神保健などに興味があるゲストに覗いていっていただければ…と思いますm(__)m

お彼岸になって、ようやく気温が下降してきました。せっかくの連休なのに、お天気も下降気味でガッカリしていらっしゃる方も多いかも…。今年は秋物を着ないうちに冬か?と思っちゃいました。夏物をそろそろクリーニングに出した方がいいかなぁ?

最近、私の携帯の着信音は『おしりかじり虫』になりました。

宝塚の「着うたフル」が出来たというので、早速春野寿美礼さんなどのお歌をダウンロードしたのですが、近頃話題の「おしりかじり虫」を全部聞いたことないなぁ…と思って聞いてみたら、なんか癖になって、「サビ」の部分が着信音になってしまいました。

メールが着信する度、「おしりかじりむし~♪」が流れます。

●9/19のまとめ

松永和紀著『メディア・バイアス』輪読会第2回は6章まで発表していただきました。レポーターをしてくださった皆様、どうもありがとうございました。

まず、マスメディアはどうしても「ニュース」になることを流さなければならない、という事ですね。「悪いニュースはいいニュース」。世間に注目してもらわなければ、マスメディアは成り立たない。「危険です」「要注意」と警鐘を鳴らせば、読者の視聴者の注意を惹くことが出来ます。もちろん、今までそうしたスクープでいくつもの問題が明かになって、私達にとって利益をもたらしたこともあります。しかし、現代社会では、マスメディアだけに限らず、色々な場面でこうした警鐘を鳴らして、人々を不安に陥れて、自分の利益になるように誘導しようとする人間、組織が沢山出現しているということに気をつけたいですね。

「環境ホルモン」という造語も、「ダイオキシン」、「化学物質」についても、余りに扇情的な情報が多いように思います。未だに「ダイオキシン」「環境ホルモン」「添加物」は「ものすごい毒」なのだと、古い情報を「信仰」のように持っている人も多いと思います。

もちろん、それらが「全く無害」とは言えませんが、これまでの研究では、とりあえず私達の生命をすぐに脅かしたり、なにか重大な害を及ぼすものではないことがわかってきています。勿論、科学は完璧ではなく、新しい研究でこれまでの説が覆されることも多々あります。それらを、冷静に報道すること、伝えることが、ジャーナリストや研究者の役割だと思います。

「ダイオキシンを発生させない」「無添加」などの宣伝文句で割高の商品を売って、利益を得るのは一体誰なのか?ダイオキシンがこれだけ大騒動になってしまって、多額の税金を使って色々施設が作られ、リサイクル業者が脚光を浴びた、そして結局私達の払った税金で儲かったのは誰か?

きっと皆さんは、本の中に数値や専門用語、化学物質の名前が出てきて、それだけでうんざりされるかと思います。しかし、その根拠はなんなのか、具体的なデータをあげたり、引用した研究をあげて説明することの方が、本当の意味では親切なのです。

そこをはしょってしまって結論だけ書いてしまうというのは、私達を煙にまこうとするのと同じ詐欺まがいの行為です。

ですから、きちんとした引用文献、データ、参考文献などをあげない著作物は「あれ?変だな?」と思ってください。

新聞や雑誌の記事ではある立場のコメントを書いたら、違う立場のコメントを載せないとジャーナリズムの倫理に反します。ご自分が読んでいらっしゃる記事を、これからは点検してみてくださいね。

そして、読む人、聞く人に誠実であろうとすればするほど「こういう考え方もあるが、一方反対の考え方もある」といった、なんだかハッキリしない発言になってしまいます。「一体どっちなの?」と思われるかも知れませんが、それが科学の世界です。

「こうすれば、あなたの悩みはすべて解消する」「こういう考え方をすればあなたは変わる」「こうすれば間違いない」「これが最短の解決方法」…『心理学』でこんな白黒ハッキリしたことを言えたら、皆さんすっきりするかも知れませんが、こんなことが書いてあったらそれはもはや「学問」でも「科学的思考」でもありません。本来科学につきものの、「グレーゾーン」がありません。でも、聞き手としては、単純な『How To』があれば楽しいですよね。だから「楽しい心理学」というと、私自身ちょっと悩んでしまうんです。もちろん、私自身、なるべくわかりやすく最新の心理学の成果を皆さんにお伝えしたいと思っていますが、その伝え方には細心の注意を払いたいと思っています。

「有機農法」をご自分の信条として実践したり、応援したりなさることは、大変尊敬します。しかし、だからといって今の認可された農薬を使った農業全てを批判したり、「環境ホルモン」「遺伝子組み換え」は危険と根拠を示さないまま、消費者を巻き込むことは私自身は感心できないことも多いです。一部の市民団体、有機農法実践家・推進者にそういう傾向が強いことがわかります。消費者である私達は、そこのところは冷静に判断して、それで利益を受けるのは私達か、運動している側か、判断することが必要だと思います。実際、有機農法だけで、日本の食糧需要をまかなうことは不可能です。勿論、有機農法の考え方は、大変素晴らしいことであり、それで全世界の人間が利益を受けられるようになるのなら、それに越したことはないと思います。

この新書の内容と関連した書物ということで『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(武田邦彦著 洋泉社)も読んでみました。テレビで紹介されて話題になったので、ご存じの方もいらっしゃるかも知れません。

例えば、ペットボトルを私達は「ちゃんと分別ゴミで出せばリサイクルされている」と思っているのですが、本当の意味で再生されているのはごくごくわずかで、自治体としては「リサイクル業者」に渡してしまえばそれで「リサイクル法」としてはOK、実態はそのまま焼却されている、とか、ペットボトルをリサイクルするのには多くの石油を必要としてしまう、地球温暖化は「京都議定書」では解決しないなど、なかなか興味深いことが書かれているのですが、残念なのはデータの出所や文献がきちんと書かれていないことです。数字もちょっと大ざっぱすぎるかな?と思います。文章も、少し情緒的なので、きちんとした論文としてまとめられればもう1度目を通して見たいと思います。

というように、情報を見る目も、少し違ってきませんか?

こんなことを書いていたら、NHKで『フリー百科事典-ウィキペディア(Wikipedia)』の特集をやってます。“最後に善意は勝つ”なんて謳い文句ですが、いいのかなぁ?ちょっと危ない伝え方だと思います。もうちょっと、「リスク」の面もちゃんと伝えるべきだと思います。学生の皆様には、これを安易にコピペしてレポートを書いたりしないようお奨めしますし、皆さんもこれを書籍版の「百科事典」と同じだと考えないよう警告して欲しいです。「書くことの責任」が全然違うんですから。これについては、またお話ししますね。多分最終章のところで。インターネットの世界では「善意=正確」ではないのです。

それと、前回触れた「相関関係と因果関係」についてちょっと書いておこうかと思います。

「○○を食べている人のうち、80%が××という病気を発症している」というデータがあったとします。

これは何を示すかというと「○○という食べ物」と「××という病気」の間には何らかの関係性があるかも知れないということで「相関関係が認められる」といいます。しかし、「××の原因は○○」とは飛躍できません。「原因である」ということは因果関係です。科学的なデータで分かることは、とりあえず相関関係であって、すぐに因果関係にはたどり着けません。食べ物にどのような成分が含まれ、人体にどうのような作用を及ぼすのか、摂取している量、体質や食習慣や他の物質との化学反応など、多くの要因が関わっている事が予測されるので、そういった要因の一つ一つについて検証していかなければ「因果関係」まではたどり着かないのです。これをちゃんと理解していないと、情報の読み方に誤りが生まれます。データを見て「○○は危険だから絶対食べない」という考え方は早急すぎます。

まして、「心の問題」となると、関係する要因が複雑すぎて因果関係をつきとめるなんてことはほとんど不可能です。

例えば…「父親とのコミュニケーション」と「子どもの成績」とのデータをとってみて、父親が「子どもとよく遊ぶ」「子どもに自分とよく話す」と答えているその子どもの成績は高い傾向にあったとします。そこから「よい子に育てるには父親の関わりが大切」なんて、よく結論づけられてしまいますが、それはハッキリ言って「相関関係と因果関係をごっちゃにして飛躍した結論を導いている」ことになります。父親の自己イメージが子どもにどう伝わっているかはこの結果からだけではわからないし、成績という指標だけで子どもを測ることにどんな意味があるか?を考えれば、「耳障りのよい」おもしろい心理学もどきになっていることが分かっていただけると思います。こういう誤りを、結構教育畑の「研究者」や「評論家」はなさるんですよ。それと、お医者さん関係とか。

なので、「これが原因だ」という記述には、目を光らせてくださいね!

●最近の「マイ・ブーム」

毎日、毎日、大抵はパソコンのディスプレイを相手に仕事をしている私ですが…憩いの時間もパソコンの中に見つけています。

まず、「犬派」の方々へ

「きな子」って知ってますか?丸亀の警察犬訓練所にいるラブラドールです。

血筋としては由緒正しいので、大いに期待されて訓練を始めたのですが…警察犬になるには試験にパスしなければなりません。

ある日警察犬訓練の発表会にチャレンジしたきな子さん、障害物をジャンプするところでお腹が板に引っかかってしまい、見事に「顔面着地」しちゃいました。普通、犬は顔面から落ちることは…ない。高所通過では、先ほどの失敗で不安になったのか、ブルブル足が震えてしまい、訓練士に押されてやっと階段を上がる。障害物の網のようなものを通過する際も、アタフタと足を絡ませてしまい、ヘナチョコ振りを発揮。こういうなんか「変なんだけど愛嬌一杯」な動物が好きな私としては、その状況を実際に見たい~と思いましたね。

早速写真集を購入、そして、毎日きな子のブログを見ています。

普段のきな子さんは大変人間好きでラブリーです。きな子の本業?は臭いをかぎ分ける方なんですが(よくサスペンスドラマで警察犬が臭いを追跡してますね)、まだそちらの試験もパスできてません。しかし、そのフレンドリーな性格を活かすべく、老人施設などで臭気選別の訓練なんかをお見せするのですが、訓練より人間が好きなきな子さんは、ついフラフラ~っとお年寄りに近付いていって尻尾をフリフリしてしまう。

ボールで遊ぶのが何より好きなんだけど、ボールを投げる前にもう走っていってしまうし、犬舎に戻って自分のゲージを間違えるなんて、ちょっと犬としてはいかがなものか?という事をしてくれるらしいです。

きな子と同時に訓練を受けているシェパードの「あん子」。こちらは見事に試験をパス。(警察犬といっても色々な制度があるって事を、このブログ&写真集で知りました)警察犬らしい容姿なのですが、なぜか真剣になればなるほど顔が傾いでしまう。なので、ほとんどの写真で「?」って頭の上についてそうなお顔でポーズしています。警察犬の認定を受けたメダルをかけて、「?」って感じで映ってるあん子…こちらもラブリー。元宙組トップの貴城けいさんが「かしげちゃん」という愛称だったのは、何だかよく分からないけれどよく「う~ん??」って感じで首を傾げていたからだそうですけど。あん子も同じ。

ブログはこちら → http://dog.petst.jp/myroom/blog/1267/0

きな子さんの「顔面着地」はこちらで実際に見ることができます →         http://ksb.co.jp/newsweb/meta/ko051115.asx

次に「猫」派の皆さん!

「まこ」を知っていますか?つい最近も夕方のニュース番組に出演していました。

「ブサイク顔選手権」でブッちぎり優勝!「不思議顔」なんです。ちょっと、いや、かなりETっぽい。ペルシャミックスなので、お顔が潰れ加減なんですね。小さいときから、ほうれい線がくっきりで年寄り臭いお顔。

ボランティア団体から引き取ってきたのだそうですが、決め手は「この顔では誰も引き取らないのでは?!」という心配からだったそうで…。なるほど。

でも、すごい人なつっこいし、一発芸も見事、好奇心旺盛なところもすごい。

飼い主さんのお見送り、お出迎えを必ず玄関でするそうです。短い足を一所懸命踏ん張って、グイーンと伸びて、頭を差し出す「おかえりなさい」ポーズは、何回写真を見ても和めます。

起きているときは、顔のパーツの何もかもまん丸なのに、眠ると全てがしぼんで、潰れまんじゅう状態。不思議顔。

まこを引き取った後、また違う猫を引き取って同居しているのですが、こちらは保護されるまでかなり怖い目に遭ったのか、いまだ“家庭内野良”状態。すぐに怖がって隠れてしまいます。まこは猫らしく上下関係に厳しい。でも、この猫を注意したり、指導したり、見守ったり、カウンセリングしたりと、なんだか人間くさい。

猫の生態をよくご存じの方なら、まこの日常を見たら、ヘロヘロになってしまうのは請け合い!こんな猫がいてくれたらと思うはず!

これも写真集を買ってしまいました。

そして、毎日ブログをチェック。

ブログはこちら → http://scomu.jp/makocat

その他、猫好きの間では最近「ねこ鍋」ブーム。猫を飼っている人なら、絶対自分もチャレンジしようと思うはず。単に、猫の側に土鍋を置いて、猫が丸くなって寝ているのを眺めるだけなんですけれど…これがなかなか難しい、けれど楽しい。

5匹の大小の猫たちがそれぞれ大小の土鍋に入っている様子は「ねこ鍋フルコース」。

猫の習性としては、狭いところが好きなもので、つい他人(猫?)の入っている土鍋に無理矢理入ろうとする。すると「大盛り」。

「ねこ鍋」で検索すると、ユーチューブなんかで色々な「ねこ鍋」を見ることができます。

パソコンを起動させると、こうしたブログを眺めて癒されてボーッとしてしまう私。

癒されます…仕事できません…結局仕事に追われています。

最近遊んでもらった猫を紹介します。同居人の実家に住んでいます。

D1000042 「スス」です。推定生後5ヶ月の女の子。お盆の頃、「私の面倒を見て~」と叫びながら、実家の側をウロウロしておりました。ちょっとアメリカンショートヘアが入っている感じがします。足裏だけがまるで煤の上を歩いてきたのか?って感じで黒いのです。

早速、姪っ子が保護。どのくらい野良状態を経験したのか分かりませんが、ガリガリのやせっぽちで、あちこちハゲ状態。本人(猫?)は「ニャ~ン」と愛嬌を振りまいているつもりでも、目ばかり大きくて、口が大きいものだから、「般若顔」で怖い…。はやくふっくらして可愛くなろう!それでも、大変人なつっこく、誰にでもスキンシップします。お腹の中の虫の駆除と皮膚病を治して予防接種しないといけないので、まだ一室に監禁されております。

ネズミのオモチャで遊ぶのに夢中。これが「狩りってもんよ!」とばかりに、物陰に隠れ、頭を下げて、お尻をあげて、クイックイッと2,3度お尻を横に振ると、ネズミのオモチャめがけて猛ダッシュ。勢い余って、宙を飛ぶ、ゴッツンとあちこちぶつかる。でもめげません。時々立っている私の足の間で狩りの臨戦態勢をとってくれるのですが、いくら私の足がブットイといっても、隠れていることにはならないと思う…でも、ススはネズミ(のおもちゃ)に見えないようにしている「つもり」。真剣で笑えます。

D1000041 先住猫「トト」。推定13才の女の子。ある日、マンションの5階のドアを開けると、ミケの子猫が「ただいま!」と当たり前のように入って来ちゃった。それがトト様です。エレベータしか無いはずなんだけど、どこからやってきたのか謎。短いカギシッポがチャームポイント。今は一軒家でゴージャスな暮らしッぷり。

大変気が弱く、男の人が苦手。女の人でも、見慣れていない人を見た途端、階段を駆け上がってこちらの様子を伺います。踊り場から顔の上半分だけ出して、ランランとした目で私を見つめている様子は「家政婦は見た」状態。

網戸越しにススに「シャー」って威嚇されただけで、もう腰砕けになってしまいました。この日も、ススがいる2階にいけず、かといって私が居る居間に落ち着けず、とうとう新聞ストック袋に入ってしまいました。みんなの目の前で袋に入っても、隠れたことにならないのだが…。私がカメラを持って近付くと「なんで?私、見えてない(はず)でしょ?」と抗議の姿勢。文字通り「箱入り娘」。

それでは、次回10月3日(水)第7章から始めます。皆さん、よろしくお願いしますね。

おかしな動物情報募集中!!!

●追記

この間、「発達障害の早期発見」についての新聞記事で、横浜市では「ゆびさし」の検査方法を導入して、早期発見・指導に力を発揮しているとありました。さて、赤ちゃんが「指さし」をする意味って?勿論、「障害」の診断をすることには賛否両論あることは知ってください。

というわけで、輪読会が終わったら、「指さし」が子どもの発達に持つ意味、「共感性の発達」「発達障害」って何?というようなお話しをしていこうと思うのですが、いかがでしょうか…。ご意見をお待ちしております。

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夏休み明け!

エリザベートの『心理学』のお部屋へようこそ。

こちらは,一般の方達(身体や心の治療家,社会人,お母さんたちなど)向けに行っているセミナーの内容をご案内したり,予告をしたり,私のつぶやきを書き込んでいくコーナーです。

そして,心理学,パーソナリティ,精神保健などに興味があるゲストに覗いていっていただければ…と思いますm(__)m

みなさん,こんにちは。

夏休み明け第1回9月5日(水)のご報告と、私の夏休みのご報告です。

●9月5日(水)のエリザベートの会のご報告

皆さん、台風の影響はいかがでしたか?私はあの後、実家に寄ったのですが、「台風が大変そうだから行っちゃうまでここにいようっと」などという、不埒な考えを起こしたばかりに、台風のノロノロ速度に多摩川の増水で2泊してしまいました。

小田原に上陸してから日本列島をそのまま北上…ひょっとして、日本に観光旅行か!っていうなめた態度でしたね。皆さんの周囲で被害はありませんでしたでしょうか?

松永和紀著『メディア・バイアス』輪読会第1回は3章まで発表していただきました。レポーターをしてくださった皆様、どうもありがとうございました。

わたしたちってどうしても「自分や家族の健康」って言葉に弱いようですね。そうした情報にはどうしても「感情的」に反応してしまうようです。

こうした「科学の衣」をまとった報道・宣伝には「科学の目」「冷静な目」を持っていただきたいということ、「科学的に考えるとはどういう事か」ということを、皆さんと一緒に考えていきたいと思って始めたこの企画なのですが、いかがでしょうか?

「○○の成分が健康に良いから○○を食べよう」ってよく言われますが、成分も私たちの身体もそう単純ではありません。科学論文として発表されたデータでは数値が必ず示されますが、その数値がどういう意味を持つのか考えないと、とんでもない損をしたり、被害を受けたりしてしまいます。ラットなどの実験動物の数値がそのまま人間に当てはまるのか良く分からないし、人間の体重に当てはめるととんでもない量を摂取しないといけなかったりするわけです。

残存農薬などの報道でよく目にするppmという単位、100万分の1という意味ですね。本の中に書かれていたとおり「横20m長さ50m深さ1mのプールに食塩10g(小さじ2)」を入れるとやっと0.01ppmという数値になります。現在、日本では農薬として使われておらず、その毒性がよく分からない物質に対しては、この「0.001ppm」を上回ってはならないという基準があり、こうした日本の規制制度は世界で一番厳しいと言われているとありました。確かに、こうした制度をきちんと守らない方が悪いのは確かですが、0.001ppmが0.002ppmで「2倍検出された」と報道されたとしても、それほど大きな被害は出なさそうだ…ということは、先ほどの例えを思い浮かべてみれば冷静に考えることが出来ますね。

食べ物についても、なんとなく「化学物質は怖いけど、天然成分は安全で身体に良い」という雰囲気がありますが、私たちの身体も食べ物も、そもそもみんな「化学物質」です。そうすると、わたしたちがよく耳にする「化学物質」についての風潮は、ちょっと「健康ファナティシズム」っぽいですよね。もうちょっと冷静に科学的に考えてみても良いかもしれませんね。

「玉葱信仰」は今も続いているようですで、インターネットで検索しても沢山の健康情報が載せられています。でも、本に記載されていたように、確かな論文の数値から換算すると、人間が1日50kg食べないと効果がないのに、私が見たインターネットの某サイトでは、もう「アドバイザー」のコメントとして「1日50g食べればいいそうですよ。それならば、玉葱1個の成分を抽出した呑みやすいジュースにすればもっと簡単」になっていました。こうしてわたしたちは「何となく」良さそうだと思って「健康ジュース」やらサプリメントやらを買ってしまうわけですね。そのサイトでは、「○○病に効く玉葱の調理法」なんて本が沢山紹介されていました。1日50kg食べる調理法って??

もちろん、リンゴなんか昔から身体に良いと言われていて、食物繊維もビタミンも豊富で、季節感もあり、喜んで食べたいですよね。でも「これさえ食べれば他にどんなものを食べてもリンゴの成分で帳消し」なんて事はあり得ません。

マスコミの機能は「権力の濫用の監視」というものであり、消費者に「警告」をするもの大切です。しかし、現代では消費社会の中でマスコミ自体も企業であり、利害関係に敏感となると、とくに「○○は怖い」「○○はよい」という単純な白黒の報道には気をつけなくちゃいけないと言うことのようです。

別に「科学が全て」と言いたいわけではないのですが、ニセ科学には気をつけなくちゃいけないと思います。科学にだって限界はあります。「(害が)ない」こと「可能性はない」ということは完全には証明できません。病気であることは診断できるけれど、「完全に健康、正常」だとは言えないのです。科学に弱点は確かにあります。よく間違われるのは、統計を元にした「相関関係」「因果関係」の混同です。これをちゃんと使い分けなければ、科学を使いこなしたとは言えないと思います。

何事にも益(ベネフィット)と不利益(リスク)はあり、どちらを選択すればより良いか、冷静に判断したいですね。

というわけで、3人のレポーターの方達のお話し、感想など大変興味深いものでした。第4章以降も、「私はここが大切だと思う!」「ここにこんな興味・感想を持った」ということを発表していただければと思います。次からはもうちょっとスピードアップ出来るようにしますね…ちょっと私、色々資料について喋りすぎちゃって(汗)。皆さんからの積極的な発言をお待ちしております。

ブログの方にも、感想・意見など書き込んでくださいね!

●私の「初!北海道旅行」についてちょっとご報告

ワタクシ、結構国内は色々旅しているのですが、青森まで行っていながら北海道は未踏破でした。今回、義姉・姪2人のお供をして北海道に5泊6日の旅をしちゃいました。その道中記です。

目的の第一は、「留萌の寧楽共働学舎の感謝祭へ出席すること」でした。

義姉の作っている「うふ」のお菓子は、すべてこちらの共働学舎さんの卵を使っています。美味しい豚肉も食べさせていただいて常日頃からお世話になっているのですが、一昨年、火事によって宿舎が焼失してしまいました。全国の支援者からの寄付や、色々な工夫によって、新しい建物が作られたので、「感謝祭」に招待していただいたのです。

※寧楽共働学舎

留萌の海岸沿いから十数キロ山間に入った所にあります。付近は北海道らしく、真っ直ぐに伸びた信号機のない道路に早稲の田、トウモロコシ畑などが広がっています。舗装道路の脇には赤白の矢印が上の方に立っているのですが、これって何?と思っていたら、豪雪地帯なので、冬になると道路か農地か見分けが付かなくなってしまうので、ここはもう路肩だよ!という目印なんだそうです。

Fh000002 北海道の夏空。綺麗でしょ?山の中腹に、寧楽共働学舎が見えています。黒い建物です。

Fh000010 共働学舎の入口には、コスモスが咲いていました。もう秋はすぐそこに。

Fh000011 コスモスの隣には、ミントが咲いていました。ミントがこんな丈になるとは知らなかった。

Fh000009 寧楽共働学舎の新しい住宅棟です。窓はさすがに北海道、三重になっています。薪だけでボイラーをまかなうことが出来るようになっていて、薪は近くの方が廃材を持ってきてくれるのだそうです。

いつもは静かな寧楽共働学舎ですが、今日は沢山のお客様で賑やかです。感謝祭は近くの廃校になった小学校の講堂で、200人以上が出席して行われました。共働学舎の野菜、豚肉を使ったカレーライスをご馳走になりました。大鍋で作ったカレーを運ぶのをお手伝いしたら、すっかり腰に来てしまったヤワな私…。カレーライス、すんごく美味しかったです。

027 共働学舎のブタさんです。なぜか、柵をカジカジ。

028 どうでしょう、このアングル?

共働学舎に興味を持たれた方はこちらからどうぞ。

      http://www.kyodogakusya.or.jp/

10月には東中野で信州・北海道のそれぞれの共働学舎とその仲間達による収穫祭が開催され、美味しいもの、手作り品が販売されます。「うふ」も出店しますので、皆さんいらしてね、ブヒ。

※旭山動物園

寧楽共働学舎の皆さん、大変お世話になりました。次は、今回の旅のご褒美、旭山動物園見学です。2日間じっくり見て回りました。動物の特性をよく活かした行動展示で、自分のために動物が近寄ってくれたかのような気分になれました。動物大好きの私としては、楽しいことこの上なかったです。今度は是非冬の姿を見てみたいと思いました。しか~し、日本全国、韓国・中国からツァーでいらっしゃっている方々、急いでいる所為かどうか分かりませんが、マナーが悪すぎます。案内をしてくださる係の人が本当に困っていますよ!

022 ペンギンが岩に上がる習性をちゃんと利用すると、こんなに間近に見ることができます。でも、最近手を入れたりペンギンを触る輩が続出で、プラスチックの柵が高くなってしまいました。子ども達に恥ずかしくない行動をとりましょうね、皆さん。私はペンギンの大ファンなので、よく水族館巡りをしますが、こんなに間近で接することが出来たのは初めて。感動~。

やっぱり、歩いていても、泳いでいても、ペンギンはラブリーです。

023 旭山動物園の看板はこのホッキョクグマ。

本日は少々暑さでバテ気味。北海道も例年より2,3度気温がずっと高い状態でした。野生ではちょっと情けない姿かも知れないけれど、安心しきった足裏の肉球が素敵。

014 旭山動物園のカピバラさん。

私の中で、秘かにアイドル。ネズミの仲間なのに、とっても大きくて、ボーッとしていることが多い。正面から見た顔が何とも癒し系なんですよ。

012 元群れのボス。

「チンパンジーの森」が完成して、より野生に近い状態で群れが生活するようになったら、木登りやディスプレイが得意でなかった最年長のこのオスは、みんなに馬鹿にされてしまって、ボスの座から降りなくてはなりませんでした。今は、気の合う仲間と別のスペースでのんびり。こんなひょうきんな顔をしてくれました。

元気でね!

026 チンパンジーの子どもです。

やっぱり可愛いよぉ。すっかり魅了された私。しかし、立ち止まってしまっては後ろの人に迷惑なので、急いで1枚。

011 オラウータンのお母さんとお転婆娘。

上にいるのがお母さんで、下でアクロバチックな格好をしているのが遊び盛りの娘です。最近お母さんが弟を産んだので、子育てにも興味津々。私達サルは、こうやって子育てを学んでいきます。

外に出ると、鉄骨に縄が渡してあって、自然界でよく見られるように綱を手と足でつたいながら木の枝を渡っていく様子が見られるはず…なんですが、このお転婆娘さんは、鉄骨の上を腹ばいになってズリーっと進んでいく遊びを発明してしまい、飼育係のオジサンから「余りお見せしたくない渡り方です」と言われていました。

018 最北のサル山。

あの天然記念物「北限のサル」より旭山動物園のニホンザルは北で暮らしていることになります。日本最北で生活するニホンザルです。あちこちで、私達サルの大切なコミュニケーションである「グルーミング」をしていました。餌のやり方も毎日変えて、色々サルたちが工夫するような道具を設置してあります。綱の先で子どものニホンザルが嬉しそうにぶら下がっていると、窓のこちらで同じようにヒトの子どもが同じ綱にぶら下がっていました。…やっぱりサルなんだなぁ。

003 ジレンマに陥っていないヤマアラシ。

ちょっと見えにくいですが、ヤマアラシ2頭が棘を収めて寄り添っている様子です。

昔ショウペンハウエルさんは言いました。「現代人は人間関係の距離感がつかめなくて、近付こうとするとヤマアラシのように棘を立ててしまって、結局近づけない『ヤマアラシのジレンマ』に陥っている」と。

本物のヤマアラシは、ジレンマに陥るとは限らないようです。とげとげしい心なのは、人間だけか?

※小樽

旭山動物園は混雑していて、大変でした。いくら注意してもフラッシュをたく人たちにイラッとしたりして。もうちょっと何とかならないんでしょうか。ブームになっちゃうと、こういう結果になるんですかね。

次は、石狩湾を眺めながら、小樽へと移動。姪っ子のお目当ては新鮮なイカそうめんと海鮮丼。ホタテが歯ごたえがあって、甘くて、美味しかったです。トンボ玉作りにもみんなで挑戦。私はチョーカーにしました。今度付けていきますね~。

小樽は「観光都市」過ぎて、ちょっと私は腰が引けてしまいました。

でも、ちょうどこの日は「皆既月蝕」だったんです。天狗山に登って、美しい小樽の夜景と、月蝕の様子を見るという、ラッキーな体験が出来ました。関東では、秋雨前線がかかって見られなかったようですね。

032 小樽で一番感動したのがこの「消防犬ぶん公」の銅像です。

「『ぶん公』は火事の焼け跡で泣いていたところを消防士のおじさん達に助けられ消防本部で大事に育てられました。『ぶん公』はなんでもおじさん達の真似をしました。火事があるとすぐに消防自動車に飛び乗り、現場に着くとホースをくわえて筒先係に渡したり、ホースのもつれを直したり、野次馬の整理にも役立ちました。昭和の初期に活躍した『ぶん公』の出動回数は千回以上にもなり、新聞・雑誌やラジオで全国に知られ、子ども達や多くの市民から愛されておりました。しかし、昭和13年2月3日、24才で亡くなりました」と刻まれていました。

Fh010021 ちょっと見えにくいですが、残されていた『ぶん公』の勇姿。旧式の消防自動車のサイドでポーズを決めています。茶色の部分が『ぶん公』です。

こういう動物の話が大好きな私と姪達は、その『ぶん公』の姿を頭に思い浮かべて大興奮。みんなで写真を撮ってきました。

というわけで、今回の旅で俳句です。

  最北のサル山釣瓶落としかな

師匠には多分受けないでしょうが、私の頭の中では大ヒット。まだ、釣瓶落としとは行かない時期ですが、歳時記ではもう「秋」なのでした。多分秋になったら、夕日が綺麗だろうと思います。

  屯田の村の祭りの鼓笛隊

旭川を移動中、ちょうどお祭りを見かけました。御神輿ではなくて、赤い軍服姿の子ども達が鼓笛隊になって行進してました。屯田兵の村の跡の祭りとしては、何となくマッチしていいなぁってことで。

●シシィの宝塚コラム

「TCAスペシャル中継」8日(土)3時の部を見てきました。

「TCAスペシャル」は年に1度、各組のスターが大劇場に集まって、一緒に歌ったり踊ったり、トークしたり、というファンには楽しみなお祭りです。いくら「中継」で映画みたいで見にくいとは言いながら、やっぱり同時に楽しみたい!

今年は、東京公演中の宙組を除く花・月・雪・星の生徒が参加。春野寿美礼さんと瀬奈じゅんさんの並びが見られるのはこれが最後とあっては、どうしても見ずにはいられない。

元々、仲がよいので有名なオサ&アサココンビ。今回は「OSA&ASA」というコーナーまで出来てしまいました。他はみんな真面目にミュージカルナンバーなのに。2人でフリートークしていましたよ。

「香盤表見てびっくりしたよね~。とうとうコーナーになっちゃった。役名OSA・春 野寿美礼って書いてある」「先生に何するんですかって聞いたら『なにしようかぁ?』だって。全然考えてなかった?」

「公演中のアサコの化粧前に行ったら、私の写真が貼ってあるからビックリしちゃった。何?あれ?」

「この間のディナーショーの「おさだくん」の写真ですね。キャトルレーブに予約して、ようやく来たんですよぉ。品切れでね」

「アサコったらさぁ、開演直前に『まさちゃーん、サインしてぇ』って来るんだもん。」

「『おさだくん』って入れてねって言ってね。あのポーズ好きなんです。両手ワァーってあげてて。春野寿美礼さんらしさが出てると思います。わたし、春野寿美礼さんの初スチールもサイン入りで今も持ってますよ」

「え?いつのこと?憶えてない?サインしたの?」

「そうそう、記念って事でね。まだ白黒なの。パンパンに膨れてたよね」

「あー、思い出した。パンパンでしたね~、あの頃」

ってな調子で2人で仲良くお喋り。春野寿美礼さん、いつものトップの顔ではなくて、「まさちゃん」になってました。  

トップ4人のトークの時はそれぞれの『パリの思い出』を話していたのですが、次のコーナーの準備で舞台を去った春野寿美礼さんのことを、瀬奈じゅんさんはネタにして「春野さんんはですねー、パリに行って『まさちゃん、何が食べたい?』って聞くと『しゃぶしゃぶ…』って言うんですよぉ。パリでしゃぶしゃぶですよ!次の日は中華、その次の日は韓国料理でしたね」安蘭けいさん「なんで?」瀬奈じゅんさん「米好きでしょ?あのヒト」

2幕目では、名ダンサーである瀬奈じゅんさんと水夏希さんが久しぶりに一緒に踊っているのを見ました。昔は花組で一緒だったものね~。懐かしいなぁ。

安蘭けいさんと春野寿美礼さんの同期2人は得意な歌で競演。上手の銀橋から、突然白のアフロヘアの鬘を被って春野寿美礼さん登場。かなり自分自身で受けているようで、笑っておりました。そして下手からは超真面目な顔で七色のド派手なアフロヘアの鬘の安蘭けいさん登場。あくまでシリアスな顔で、シリアスな歌を歌い続けます。その隣で笑ってる春野寿美礼さんでした。安蘭けいさんは、実はすごいお茶目でイタズラ好きです。

最後に、各トップが自分の公演の歌を歌いながら大階段を降りてきたのですが、トリの春野寿美礼さんは「ファントム」からでした。これを聞くのも最後かなぁと思うと、ちょっと泣けてきました。

●次回のエリザベートの会は9月19日(水)です。第4章から始めますので、皆さん、よろしくお願いします。ブログへの書き込み、お待ちしてまーす!

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