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6回目:6/20のご報告

エリザベートの『心理学』のお部屋へようこそおいで下さいました。

こちらは,一般の方達(身体や心の治療家,社会人,お母さんたちなど)向けに行っているセミナーの内容をご案内したり,予告をしたり,私のつぶやきを書き込んでいくコーナーです。

そして,心理学,パーソナリティ,精神保健などに興味があるゲストに覗いていっていただければ…と思いますm(__)m

みなさん,こんにちは。

 昨日,私は『伊東四朗 生誕?!70周年記念 社長放浪記』の初日を観劇してきました。三谷幸喜脚本,脇を支えるのは,三宅裕司,佐藤B作,中村メイ子,山口良一,東貴博(故東八郎さんの息子)など。小劇場系,お笑い系演劇ファンとすれば,もう生まれて初めてデパートの食堂でお子様ランチを食べたような(例えが古いかな?),そんな喜びです。それぞれ,ご自分が座長をはっていらっしゃる面々が一つの舞台に立って,三谷さんが伊東さんのために脚本を書くってーんですから,たまりません!(急に伊東さんばりに江戸っ子になってみる)S.E.T.も東京ヴォードヴィルショーも結構観に行っていますが,この豪華キャストは嬉しい。三宅さんも佐藤さんも,テレビで観るより,舞台で見た方がずーっと面白いと思いますよ。

 「しゃべれども,しゃべれども」という映画は落語の世界を描いたものですが,この中でも伊東さんは見事に落語家を演じています。愚直なまでの生真面目さが何とも言えず面白いのですね,伊東さんは。「ベンジャミン伊東」って覚えていらっしゃる方,いらっしゃいますか?『電線音頭♪』を歌ってました。私は親に隠れて,こっそり毎週楽しみにしてました。(世間ではPTAがワースト番組に認定していたので)なんか不条理で,ペーソスを感じさせる笑いで,ひたすら一所懸命の伊東さんと小松政夫さんのコンビを楽しんでいました。

 『社長放浪記』は森繁さんの「社長漫遊記」をパロってるのだと思いますが,往年の「てんぷくトリオ」をホーフツとさせる人情喜劇と,それぞれの出演者に当て書きした濃ーいキャラクター設定と,複線だらけの筋書きで笑わせてくれました。いつもの三谷さんの脚本とはちょっと違う?やはり,伊東さんとメイ子さんのベテランぶりはすごかったです。初日とあって,ちゃんと?伊東さんの出忘れなんかもありまして,いやいや,お腹がよじれたの何のって。

 喜劇人…というつながりで思い出すこと,植木等さんが亡くなられて,すごーく残念でした。全然「無責任」じゃない素顔が垣間見られるところが魅力的でした。私は植木さんがお父さんの足跡をつづった本も読んだのですが,その文章もお父さんへの尊敬と客観的な目とが相俟って,大変魅力的なルポルタージュになっていました。父親に対してこんな文章が書ける息子は素晴らしいと思いましたね。我が家の同居人にはできないことでしょう。植木さんはSが基本だったと思うのですが,生真面さや人間への温かさなど,ご両親との交流の中で育まれた部分も多かったのではないでしょうか。diffの高い人だったと思います。

 植木さんが亡くなられてから,その人自身のパーソナリテに興味を持つのは,あと,伊東四朗さんとか,谷啓さんとか…その人自身が発する人間的魅力を備えた喜劇人が少なくなっていきそうで残念です。

 三谷さんの脚本も楽しいですが,自分自身を語るエッセイも抜群に面白いです。小林聡美ちゃんと結婚したときはビックリしました。聡美ちゃんが好きで,彼女が出るドラマや映画は必ず観ていましたし,「やっぱり猫が好き」も幻の第1回を覗いては,欠かさず観ていました。私の好きな2人が結婚するというので,私が結びつけたわけでもないのに大喜び。皆さんもちょっとホッコリして笑いたいときは,三谷さんと,小林聡美さんのエッセイをどうぞ!三谷さんのお芝居のチケットを手に入れるのはものすごーく大変なので。

 さて,本題ですね。

 6/20は「自己愛性パーソナリティ障害」のケースと,「反社会性パーソナリティ障害」についてお話ししました。

 自己愛性パーソナリティ障害のケースでは,過剰な自己愛ゆえにその自尊心の裏付けとなる能力や地位がなければ,周囲との軋轢を起こしがちになります。うつ状態を呈したり,身体化して医療機関にかかることもあり,いわゆる「引きこもり」になることもあります。医療機関の中で,権威のヒエラルキーにすがろうとする傾向も強いという事例をお話ししました。それから,引きこもりが長引き,親にかしずくように要求し,家の中でだけ『暴君』となって,家庭内暴力に発展してしまったケースなどもお話ししました。「引きこもり」と呼ばれる一群には,こうした自己愛の問題が隠れて存在していることがままあると思います。

 『風と共に去りぬ』のヒロイン,スカーレット・オハラは,自己愛性パーソナリティの見事な描写だと言われています。自分が中心の世界観,自由奔放で,気位が高く,称賛を受けることが当たり前という態度,他人の心を分かっていながら自分のために利用することに良心の痛みを感じない。潔いまでの徹底ぶりです。私達も「あんな風に自分の思うがままに生きられたらいいな」と思うからこそ,今もスカーレットはあこがれの対象になっているのでしょう。

 「反社会性パーソナリティ障害」はちょっと社会的な価値観が先走っていて,司法の場では便利かも知れませんが,臨床場面ではあまり意味はないと思います。反社会的な行動の背後には,何かしら本人の性格傾向,環境,社会情勢など,様々な要因が絡んでいるはずで,「反社会的な行動を繰り返す行う」という「障害」を認定しても,臨床的には意味はないんじゃないでしょうか。

 7/4(水)のエリザベートの会は「演技性パーソナリティ障害」についてお話しします。「境界性」を中心として,「自己愛性」「演技性」とスペクトラムとして連続して,あるいは重複して現れることも多いです。

○シシィの宝塚コラム○

 最近巷では「ビリー’S  ブートキャンプ」が話題ですね。自分の肉体を鍛えるという指向が全くない私は,ただ感心して眺めるばかりですが,宝塚の生徒さんたちの間ではずいぶん話題みたいです。花組の若手は宝塚の「バウ」という小劇場であの森鴎外の「舞姫」を上演していたのですが,いつもと違って,ダンスがない!運動不足だ!それでは,warming upにみんなで一緒にロビーで「ビリー’S  ブートキャンプ」だ!と出演者一同で励んでいたそうです。観に行った友だちは,そういえば,開場した途端ロビーが異様に暑かった(^_^;)と言っていました。きっと大層汗をかくんでしょうね。でも,そのトレーニングやった後にまだ2回公演をしようと思う人たちって…。何でも楽しんでしまうのが,宝塚の生徒です…。

 雪組は,ただ今『エリザベート』東京公演に向けお稽古中です。

☆フランツ・ヨーゼフさん(彩吹真央)の素のつぶやき

 「ヘレネが妻だったら,こんなじゃなくて幸せだったろうなぁ…」やっぱり…?

☆第2幕「最終答弁」の場面

 霊魂,黒天子,彫像とほとんどの生徒が暗転の間にスタンバイしなくちゃいけません。そういうとき,宝塚では?…敵も味方もなく,上級生も下級生もなく,みんな仲良く手をつないで真っ暗闇をとっとこ移動してくる。お楽しみにね!

☆最近の春野寿美礼さんの発言

アサコ(瀬奈じゅん)とチカ(水夏希)の違い?

 自分の舞台を見に来たアサコは好奇心丸出しでお化粧中の横にピッタリ張り付いて,「どうやって描くのかなぁ?」「何番使ってるの?」とそりゃスゴイ(笑)チカは「何番を使っていらっしゃるのでしょうか?」「そうですね!はいっ!はいっ!」ってスゴク敬語(笑)

6月9日の観劇会はおかげさまでチケットは完売となりました。当日,ランチをご一緒できそうな方はご連絡ください。

花組東京公演の団体券,大体何枚エリザベートの会でさばけるか確認したいと思います。できれば,エリザベートの会周辺でなるべく多くの方に参加していただきたいと思いますので,お友達,ご家族お誘い合わせの上,人数をお知らせ下さい。

じっとりシメっぽくて過ごしにくい毎日ですが,皆さんお身体に気をつけて,次回もお会いいたしましょう。ご感想,近況報告など,書き込みをお待ちしておりますです\(^^@)/

●今回の一句●

 切通し黄泉の国より落し文

「落し文」が季語です。甲虫が木の葉をくるくる丸めて,その中に卵を産み付けたものです。それがよく,枝の先や地面に落ちている様を「落と文」と表現したのですね。和歌などでは,恋文にかけて詠まれます。鎌倉にある7つの切通しはそれぞれこんもりと木が茂り,岩盤が迫って,中世の面影を残しています。独特の幽玄な風景ですよね。なので,「黄泉の国より」をつけてみました。皆さんは,だれから手紙を欲しいですか?私は,14年前に亡くなった祖父からの手紙を受け取りたいです。初孫で,沢山可愛がって貰ったのに,結婚式を見せてあげることができませんでした。私は6月9日梅雨のまっただ中,鎌倉の建長寺で仏式の結婚式を挙げたのですが,一人真っ暗闇のお堂の控え室で式を待っている間,祖父のことばかり考えていました。(ごめんね,パパ(笑))でも,いざ式になったら何しろ観光名所のお寺の本堂なもので,観光客の皆さんが鈴なりになってしまい,それを感じた途端新郎はガタガタ隣で震え出すし,周りはお坊さんだらけで誰一人女性のお手伝いはいないし(禅寺だから当たり前だが),若いお坊さんが杯にお酒をついでくれるし,親戚一同,大まじめで般若心経を唱えているし…で,客観的に見てとてもおかしくて,私は一人で肩を震わせて笑い続けておりました。白頭巾で顔が見えなくて良かった!

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コメント

梅雨なのに既に夏バテ気味。読書をしようと只今、五木寛之氏『林住期』を読んでいます。人として大変スマートな方と感じ、ファンです。是非読んで見てください
ちなみに三宅祐司さん・伊東四朗さん・星野仙一さんが私の好みの男性です。
年がバレてしまうなぁ?(笑い)

投稿: バニラビーンズ | 2007年6月30日 (土) 10時15分

ブログが段々パワーアップされてきましたね。
「風と共に去りぬ」、実はまだ観たことがなかったのですが先日DVDで観てみました!

自己愛性人格障害とはいえ、あの強かさ、行動力はある意味憧れる部分でもあります。
あれだけ性格がかたよっていても、なんだか憎めないのが不思議ですね~。

投稿: プレママ | 2007年7月 1日 (日) 18時58分

盛りだくさんの内容に、頭の中がメリーゴーランドのようになりました(*^^*)

植木等さん、好きですよ~。
微笑みにもいずまいにも「お品」が、あります。
由利 徹さんのお針仕事のパフォーマンスも好きだったなぁ。

「風と共に~」を観た後、「スカーレット・オハラという役は、ヴィヴィアン・りーという女優のものだなぁ」と思いました。レットを激しくなじるシーンや故郷の土を握り締める場面・・・孤独に怯え心を病んでいった彼女の実際の人生とどこか通じるものが、あるのでしょうか・・・

「落とし文」ぬぁんと美しい言葉でしょう(^0^)
人間の言葉と自然とのコラボレーションですね。
日本人でよかったなぁ。

投稿: まりあ | 2007年7月 2日 (月) 11時05分

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